【八尾市/訪問介護】生活援助の難しさ②
2023/08/30
前回のブログは行政やケアマネさんへの
不満になってしまったので、生活援助の
難しさについて書きます。
訪問介護サービスには、生活援助と身体
介護があります。身体介護の方が単価が
高く設定されていて、より安全性を求め
られますが、訪問介護を20年やった感想
としては、身体介護よりも生活援助の方
が求められる事が多く難しいです。
掃除や洗濯、調理等のサービスの依頼は
利用者の想いや希望が顕著に表れるので
利用者がやっていた事とヘルパーがやっ
た事の差が不満として現れる事が多い為
です。介護保険が始まった時は、ヘルパー
さん=主婦のパートのイメージが強く実
際に40~50代の女性が多く働いていたの
で、利用者側もヘルパー側も生活援助の専
門家として機能していたと思います。
今、ふと思い出しました。
20年前に、若い女性ヘルパーが、利用者さ
んにホワイトシチューを作ってほしいと依
頼されて作ったシチューをご飯にかけて提
供したところ、利用者さんは「こんな気持ち
悪いもん食べれない」と怒られた事がありま
した。これは、極端な例ですが、生活援助・
訪問介護の難しさがよくわかる話だと思います。
利用者さんの家は、一つ一つ違う国であり
文化が違うので、ヘルパーの当たり前を持ち込む
トラブルが起こりやすいのです。
でも、それも訪問介護の楽しさでもあります。